今から5年後、あなたはどのように過ごしているか想像できますか?パートナーのこと、病気や介護のこと、財産のこと。他にもさまざまな心配事があるかもしれません。多くの高齢者やおひとり様の皆さんにとって、終活はますます重要なテーマとなっています。
しかし、終活を始める中で「何から始めればよいのか分からない」という問題に直面する場面が少なくありません。そして多くの方が、「まだ大丈夫だろう」「いつでも始められる」と後回しにしてしまう傾向があります。
私たちが思う以上に、将来は不確定であり、突然の出来事が起こることは少なくありません。私も介護、福祉の仕事の中で『えっあの人が』という場面を何度も経験してきました。
エンディングノートは、自分の思いや希望を整理し、家族や関係者に伝えるための大切なツールです。項目別に整理されているため、どこから手をつければ良いのかが明確で、初めての方でも気軽に始めやすい設計になっています。たとえば、IDやパスワードの管理といった日常的な情報から、葬儀の希望や財産分配に至るまで、多岐にわたる情報を順序立てて記入できます。
ただし、エンディングノートは簡単に始められる一方で、その内容が曖昧だったり、法的な観点が欠けていたりすると、後々問題が発生する可能性があります。家族が混乱したり、誤解が生じたりしないよう、行政書士などの専門家のアドバイスを受けながら、法的に有効で明確な内容を構築することが重要です。
行政書士は、エンディングノートに記載すべき項目を整理し、あなたの意図を正確に反映するためのアドバイスを提供します。特に、財産の分配や医療に関する意思決定において、法的な視点から適切な内容にすることが重要です。行政書士と一緒に作成することで、後に発生しうる問題を未然に防ぎ、家族が困らないようにすることができます。
また、エンディングノートは一度作成したら終わりではなく、定期的な見直しと更新が必要です。状況の変化に対応し、常に最新の情報が反映されたノートを保つことで、いざという時に確実に役立つ内容となります。さらに、エンディングノートの内容について家族と話し合う際にも、専門家のサポートがあれば、スムーズに進められます。デリケートな話題を適切に伝えるために、第三者の視点からの助言が有効です。
上松行政書士事務所では、定期的にエンディングノート作成セミナーを開催しています。 少人数制で丁寧に説明しますので、ぜひご参加ください。次回セミナーの日程や詳細は、お問い合わせいただければご案内いたします。まずは気軽にご連絡ください。あなたの将来への備えを、私たちが全力でサポートいたします。